【お金の整理】50代で手放したお金にまつわる負担
50代は子どもの独立や親の介護などライフステージが変化する年代。だからこそ、必要のないモノは積極的に手放していきたいものです。
大切なのは何をするかではなく、何をやめる(やらない)か。何を買うのかではなく、何を手放すか。
特にお金にまつわることは早めに整理をしたほうがいいと思っています。50代の私が、シンプルライフをめざし、お金に関してやめたこと・整理したことを紹介します。
使っていない銀行口座を整理する
子どもの学費の引き落としや仕事の振り込みの関係でつくった銀行口座。使っていないのに残していませんか?
銀行が統合して、もはやどの銀行に行けばいいのかもわからないような口座は、残高がいくらあるのかも謎の状態でした。
2009年1月1日以降の取引から10年以上何も取引されていない休眠預金は、民間での公益的な活動に使われる法律があります。
たとえ少額でも休眠預金にしてしまうよりは生きたお金として使ったほうがいいと思い、解約することにしました。そもそも自分のお金ですからね。
今は取引店以外の店舗でも解約できるので、手続きは意外と簡単です。わずかではありますが眠っていたお金が手元に戻り、「いつかやろう」と思っていたことが終わって気持ちがスッキリしました。
これを機に、使う銀行口座やクレジットカードの数も見直し。一本化とまではいきませんが、お金の管理がしやすくなりました。
家計簿をやめる
20代・30代の頃は、挫折を繰り返しながらも何とかつけていた家計簿。長年の家計を預かる主婦としての経験から、1か月のお金の流れが把握できるようになったため、40歳を過ぎたあたりで家計簿をつけるのをやめました。家計簿がなくてもやりくりも貯金もできており、今のところ特に問題はありません。
念のため、クレジットカードのアプリをスマホに入れて、カードの引き落とし状況だけはチェックしています。お金の流れも、これだけでだいたい把握できています。
家計簿をつけ終わるまで捨てられなかったレシートは、金額を確認したらすぐにゴミ箱へ。家計簿をつけるプレッシャーもレシートがたまっていくストレスもなくなって快適です。
書類や本を整理する
家でもっともたまりやすい紙類。分類してファイリングしても、どんどん増えていきます。
風水鑑定士でもある整理収納アドバイザーの仲間から「紙は邪気にまみれている」という話を聞いたことがきっかけで、もっと書類を簡素化できないかと考え、もう一度見直しをしてみました。
わが家では、封筒で届いた書類は封筒に入れたまま保管していたのですが、中身を見てみると、記入例を印刷した用紙など、明らかに不要なものも…。
そこで、必要な書類だけを残し、封筒や不要な紙を処分したら、ファイルのスリム化に成功。おかげで必要書類を見つけやすくなりました。
整理しているときに、封筒やポチ袋に何年も入れっぱなしにしていたお札が見つかったこともあります。
実は片付いていない家からはお金が出てくることがあるのですが、以前のわが家もまさにその通りでした。
本の整理をしていたときは、ページに挟まれた旧札やへそくりが…。どんなに面倒でも、本を処分する前に必ず全ページをチェックしたほうがいいですね。
今はデジタル化も進んでいるため、本の一部を電子書籍に切り替えるようにしています。収納スペースを節約できて、部屋がスッキリ。
もちろん本は紙のまま保管したいという方もいるでしょう。その場合は、どれだけ読み返すかを考えて、保管場所や保管方法を決めればOKです。
処分すると判断した本は「捨てる」選択はせず、なるべくメルカリに出品したり、古本の買取業者に引き取ってもらったりしています。ちょっとしたお小遣いになるのでおすすめです。次に誰かが使ってくれると思うと手放すことに対する罪悪感もありません。
最近は、洋服・家電・本・おもちゃなどいろいろなモノを一度に買い取ってくれる「Pollet」をよく使っています。
サブスクを整理する
意外と出費が多いのがサブスク(サブスクリプション)です。月額料金にすると少額のため、見直さずに課金し続けていることが多々あります。
ですから、年に一度はサブスクの整理をしてみることをおすすめします。
整理収納のやり方と同じで、
- ①全部書き出す
- ②要不要に分ける
- ③使用頻度をチェックする
- ④不要なサブスクは解約・必要なサブスクはそのまま
といった手順でサブスクの片付けをしてみましょう!
サブスク整理については、こちらのブログに詳しく書きました。よかったら参考にしてください。
お金管理の負担を減らしてスッキリ暮らそう!
何かを手放すと何かが入ってくるとよくいわれます。入ってくるものがお金なら、手放すことへの抵抗感がなくなるのではないでしょうか。
銀行口座にしろ、書類や本にしろ、私の場合、整理するだけで手元にお金が戻ってきました。
アラフィフ世代に差し掛かったら、手間だと感じていることを無理して続ける必要はありません。私は家計簿をやめて、ずいぶんラクになりました。
50代に入ったら、やりたいことだけを残す。いらないモノはどんどん手放す。そうしてスッキリとした暮らしを手に入れたいですね。
*この記事は2021年に日刊Sumaiに掲載された執筆記事のリライトです。サイト統合による記事削除に伴い、クライアントから許可をいただきブログ用に加筆・修正しました。