【整理収納アドバイザー流】冷蔵庫の選び方
神奈川県横浜市で整理収納アドバイザーとして活動していることです。
2024年11月に横浜DeNAベイスターズが日本シリーズで優勝し、日本一になりました。
横浜市内の店舗は軒並み「日本一セール」「優勝セール」と銘打って、活気づいています。
ベイスターズファンのわたしも例に漏れず、ここぞとばかりに冷蔵庫と炊飯器を買い替えました。
17年ぶりの冷蔵庫は、新しい機能や収納が工夫されていて驚くことばかり。
冷蔵庫収納について、あらためて考える機会に恵まれたので、まずは「冷蔵庫の選び方」についてお伝えしたいと思います。
冷蔵庫の寿命は?
冷蔵庫の寿命は約10年といわれています。
耐用年数は6年ですが、2人以上の世帯の使用年数は平均12.9年なのだそうです。
高額な家電だけに故障していないのに買い替えることは少ないのでしょうね。
わが家の場合、今の住まいに引っ越してきた17年前に購入した冷蔵庫です。
寿命はとっくに越えています。
買い替えのタイミングとしては遅いかもしれません。でも、故障していないのに買い替えることに抵抗を感じていました。
ただ、そろそろ買い替えたいなと考えてから何年も経ってしまったので、優勝セールがいいきっかけだったなと思います。
わが家の古い冷蔵庫の消費電力量はわかりませんが、新しいものに買い替えることで節電にもつながることを期待しています。
冷蔵庫を選ぶときは優先順位をつける
希望する条件をすべて満たす冷蔵庫があれば迷うことはないのですが、なかなか理想の冷蔵庫を見つけるのは難しいのではないかと思います。
その場合は選ぶ基準を書き出し、優先順位をつけてみましょう。
基準となるものとして考えられるのは、
- ・冷凍庫と野菜室の位置
- ・機能性
- ・お手入れのしやすさ
- ・容量、サイズ感
- ・デザイン
- ・収納の充実度(棚の可動域やケースなどの付属品)
- ・価格
- ・消費電力
などでしょうか。
整理収納アドバイザーとして注目したのは「冷凍庫と野菜室の位置」「お手入れのしやすさ」「収納の充実度」の3つです。
この3つについて深掘りしていきますね。
冷凍庫と野菜室の位置
以前使っていた冷蔵庫は、幅が広いタイプで冷凍庫と野菜室が縦半分に分かれて3段になっていました。
これはこれで便利ではありましたが、やはり幅が狭いぶん、細長い食材を収納するのには不便を感じていました。
さすがに17年もの。同じタイプの冷蔵庫は、家電量販店で見かけることはありませんでした。
新型冷蔵庫は冷凍庫と野菜室が上下に分かれているものばかりです。
今回は、普段の自分の生活動線を考えて、野菜室が真ん中、冷凍庫が下段にあるものが希望でした。一般的には冷凍庫が真ん中で野菜室が下段のものが多いんじゃないかと思います。
実際、店舗では真ん中に野菜室がある冷蔵庫はTOSHIBAとMITSUBISHIの二択しかありませんでした。
なぜ野菜室が真ん中の冷蔵庫を選んだのか?
それは使用頻度が野菜室のほうが多く、重いモノを入れているからです。
50代になり、何度も腰痛になっているので、腰に負担をかけられません。わが家の場合、野菜室にはキャベツや白菜などの大物の葉物も入れますし、お米を入れているんですね。場合によっては2リットルのペットボトルを入れることもあります。
一方、冷凍庫はご飯の冷凍と冷凍食品がほとんど。子どものお弁当作りもなく、スーパーが近くにあって、週に2〜3回は買い物に行くので、あまり冷凍ストックの必要がありません。
冷凍ストックが多く、冷凍食品の使用頻度が高い家庭では冷凍庫が真ん中のほうが便利でしょう。
冷凍庫と野菜室の位置は、それぞれの生活動線を考えて決めることをおすすめします。
お手入れのしやすさ
お手入れのしやすさも、気にしてほしいポイントです。
冷蔵庫は安全・清潔であることが大切なので、頻繁ではないにしても、お手入れが面倒だと後回しにしてしまいがち。
掃除を怠ると食品の安全と清潔がキープできません。
お手入れのチェックポイント
- ・棚や引き出し、ドアポケットの取り外しやすさ
- ・製氷機の位置
- ・野菜室の底面に排水栓があるかどうか
自分にとって、どのような冷蔵庫ならお手入れしやすいかを考えてみてください。
収納の充実度
食品ロスを減らすためには、収納の視点を忘れるわけにはいきません。そもそも冷蔵庫は、なぜか収納しにくい構造になっています。
・上の棚は身長によっては届かない
・棚の奥は、見えなくなると使い忘れが増える
・冷凍庫の食品は重ねると底の食品の存在を忘れてしまう
家電メーカーも、整理収納アドバイザーの視点で冷蔵庫の設計を考えたらいいのに…と思うことがよくあります。
ただ以前に比べると、格段に付属の収納用品が充実していると感じました。
とはいえ、冷蔵庫に付属の収納が充実していればいいわけではありません。人によって冷蔵庫の使い方が違いますから、ある程度の自由度は必要です。
冷蔵庫を選ぶときは、自分がどんな食品をよく購入しているか、ストックしているかを考えて、収納もしっかりチェックしてみてください。
冷蔵庫を選ぶときは生活動線も意識しよう!
冷蔵庫を選ぶときは、価格やサイズ・容量を重視すると思います。
ですが、毎日使うものなので、やはり出し入れのしやすさや使い勝手も見逃さないでほしいポイントです。
後悔しない冷蔵庫を選ぶためには、自分や家族の生活動線をイメージしてみてください。
一番開閉が多いのはどこか?
冷蔵庫から取り出すことが多い食材は何か?
これまでの冷蔵庫で使いにくいと感じていた点は?
そういった点も忘れないでほしいと思います。
家電量販店に冷蔵庫を探しに行ったときは、実際に料理するときの動きを想像しながら、冷蔵庫の使い勝手を試してみてください。
店員さんにも、商品のメリット・デメリットを遠慮なく質問しましょう。
きっと自分にとって最適な冷蔵庫が見つかるはずです。
冷蔵庫整理については「冷蔵庫整理セミナー」でおこなっている内容をnoteに書いています。
有料ですが、3,300円で開催しているセミナー以上の内容を盛り込んでいるのでぜひ参考にしてください。
noteはこちら→ 食品ロスをゼロに!片付けのプロが教える冷蔵庫整理&収納術