ミンスゲームがきっかけで支援活動ができた話

2024年2月から2回目のミンスゲームをしています。

1回目の様子はこちら。

2月はキッチンを中心にやっていたのですが、あるSNS投稿がきっかけで2日間だけキッチン以外のモノを整理しました。

今回は、手放そうと思っていたのにずっと手放せずにいたモノを支援物資として送った話をお伝えします。

ノベルティを手放したいのに手放せなかった理由

デパコスのノベルティとしてもらったポーチ

私が手放せなかったモノは、ずばりノベルティグッズです。

ほとんどがデパコスのノベルティ。一部、洋服屋さんのノベルティもあります。
以前はデパコス大好きで、ノベルティグッズや化粧品サンプルがもらえるイベントがあるとついつい購入していた私。

サンプルは使い切っていたんですけど、ポーチやバッグ類はもらっても使い道がなくて溜まる一方でした。

だからといって、未使用なのに捨てるのも気が引けるじゃないですか…

ならばメルカリで売ろう!
という考えに至ったものの、出品や発送の手間がかかるので一年以上も後回しにしていました。

結果として、手元に溜め込んでいたポーチ類はなんと20個以上。
整理収納アドバイザーとしてどうなの?という感じですよね。でも潔く捨てられなかったんです。

ポーチが支援物資として役立つ

そんな矢先に、金沢に住む友人のSNS投稿に「被災地ではポーチも重宝する」と書いてあるのを見つけました。

女性にとっては欠かせない生理用品。生理用品そのものは支給されるけれども、トイレに行くまでに生理用ナプキンを入れておくポーチがない、というのです。ポーチは、生理用品を入れるだけでなく、化粧品を入れておいたり、ほかの細々としたモノをまとめたりするのにも役立ちます。

これは被災経験がないとわからないこと。私たちはどうしても生活必需品にばかり目が行きがちです。被災してしばらく経ってから必要とされるモノにまではなかなか気づけません。

この投稿を見て「ノベルティとしてもらった未使用のポーチ」が誰かの役に立つのなら、メルカリで売るよりも価値があると考えて、支援物資として送ることにしました。

ミンスゲームは捨てることが目的ではない

ミンスゲームで手放したモノ。一部は被災地に。

ミンスゲームは整理のための手段のひとつではあるけれども、捨てることを目的としてやるゲームではないと考えています。

ずっとどうしようか迷っていたノベルティグッズを迷いなく手放せたのは「捨てる」以外の選択肢のなかで、もっともしっくりくる方法が見つかったから。

メルカリで売ろうと決めてから一年以上経っても行動に移せなかったのに、被災地に送ると喜ばれると聞いてからはあっという間に行動できました。やはり手放し方が大事なのです。

売れるかどうかもわからないのに手間がかかるメルカリよりも、必要としている人にすぐに使ってもらえるほうが、私にとっては喜ばしいこと。だから素早い対応ができたのでしょう。

(決してメルカリを否定するわけではありません。私も別のモノについては利用していますので)

ですから、ミンスゲームをやるときは「捨てる」意識ではなく「大切なモノを選ぶ・残す」意識で進めていってほしいなと思います。

手放そうと思ったモノが誰かに役立つかもしれない

ミンスゲームモノの整理をすると、結果として手放すモノは1ヶ月で500個近くになります。それらを全部ゴミとして捨てるのは、やはり抵抗があります。

もちろん、ボロボロだったり、壊れていたりするモノは捨てる対象です。でも、そうでないモノは、今回のように未使用なら被災地の役に立つかもしれません。そう思ったら、手放しやすくなりませんか?

捨てずに手放す方法は「売る」「人に譲る」「寄付する」などがあります。

ミンスゲームをやるなかで、必要ないモノ・使わないモノを捨てると考えるのではなく、どうやって手放すかもよく考えてみてくださいね。

募金による寄付以外の話はnoteにも書いているので、よかったら読んでください。

自分のものさしで支援方法を考えよう