自分を知ることでモノを手放す基準を知る

こんにちは!

神奈川県横浜市在住の整理収納アドバイザーで、片付けコラムニストのことです。

整理収納アドバイザー1級を取得してから5年が経つのですが、いまだにモノを手放すことには抵抗があります。

ところが、あっさりモノを手放せるときの基準があることに気づいたんです。
今回は、自分なりにモノを手放す基準が明確になった話をしますね。

きっかけはSNSの呼びかけ

前回、ミンスゲームがきっかけで支援ができた話をしました。

その話はこちら↓

実は、今回もSNSでの呼びかけがモノを手放すきっかけとなりました。

手放したのは、端切れやフェルト、リボンなどの手芸用品。

専業主婦時代の私は、ハンドメイドが好きでいろいろなモノを作っていました。
サイズぴったりのボックスが作りたくて、エコクラフトにはまっていたこともあります。人に教えるほど楽しんでやっていたので、もちろん材料がたくさん…

仕事をするようになってから、なかなかハンドメイドにまで手が回らなくなり、大量の手芸の材料が棚の奥に眠っていました。

でも、「またハンドメイドをやりたくなるかもしれない」という気持ちが残っていたので、手放すこともなく放置状態だったのです。

心の中では、もうハンドメイドをやることはないだろうなとも思っていたのに。

なので、ハンドメイド講師をしている友人に少しずつビーズを譲ったりはしていたんですよ〜

そして今回、SNSで知り合った方が「子どもたちとのイベントでファッションショーをやるから端材がほしい」と呼びかけていて、すぐに「送ります!」と申し出たのでした。

私の手放す基準は「誰かの役に立つ」こと

手放した端切れやフェルトなどの手芸用品

誰かに使ってもらえる!と思ったら、あれもこれも出てきました(笑)

小さなダンボールからあふれるほどいっぱい。

端切れどころか未使用の生地もありましたが、ためらうことなく送る対象に。

「誰かの役に立つ」モノであれば、たとえ未使用であろうとすぐに手放せることに気づきました。

もちろん欲しくないモノを送るわけにはいきませんから、ある程度は厳選しています。

手放すときは自分に問いかけてみる

端切れやビーズなどはまだまだありますが、あえて残したモノもあります。

私が残すか手放すかを決断するときは、ひとつひとつ見ながら自分にこう問いかけています。

「本当に必要なの?」

「残したら何に使うの?」

「いつ使うの?」

明確な答えが出せたモノだけを残していく。

これが、もう一つの私が「モノを手放す基準」です。

モノと向き合う作業は、かなり疲れます。でも、本当に好きなモノだけを選ぶ作業なので、気持ちは前向きです。

よくモノを整理するときに「なにを捨てていいのか、その基準がわからない」という相談を受けます。

捨てるモノを選ぶ作業は、とても後ろ向きなんですね。

「捨てる行為はマイナス思考になりがちだから、お気に入りのモノを選ぶようにしてみて」と答えています。

好きなモノを選ぶ行為はプラス思考だからです。このプラス思考の「整理」がとっても大事だと思っています。

モノを手放す基準を知るには、まず自分を知ろう

片づけをしているときになかなかモノが手放せないと感じたら、自分はどういう方法なら手放せていたのかを考えてみてください。

売ってお金になる

寄付する、支援する

親戚や知り合いに譲る

私の場合は、上記の3つのいずれかが当てはまれば簡単に手放そうと思えます。

自分は使わなくても、必要としている人のもとに届くこと。

これがポイントです。それがお金になっても、ならなくても関係ありません。つまり、私の場合はお金の問題ではないということです。

その先に使ってくれる人がいるから、売りに出す。

これは、あくまでも私の基準であって、誰もに当てはまるとは限りません。自分で手放せる基準を見つける必要があります。そのためには、まずは自分を知ること。

モノと向き合うことは、自分と向き合うことにつながっているのです。

片づけたいと思ったら、自分の手放す基準を見つけて、モノの整理から進めてみてください。

もし基準を見つけるのが難しいと思ったら、整理収納アドバイザーに相談するのがおすすめです。自分のことは他人に聞いたほうがわかることもありますからね。